少年マガジン

>>36

二人の立ち姿を見ると、ちばてつやがジョーで、梶原一騎が力石だな。
ジョーと力石の初対面の絵を見ているようだ。
ちばはやせ細っているけど、「あしたのジョー」の連載中は他の仕事の依頼を断り、これ一本に集中していたという。
最終回を描き上げると本人が生んだセリフのように、ジョーともども「真っ白に燃え尽きた」んだろうな。
梶原は連載当初から、ちばと面談し細かくストーリーを作っていたが、力石の死後から週８本の連載を抱える多忙のため、力石が物語の途中で消えたように、ちばに会わず原作原稿を送るだけの関係になっていった。
後年、梶原は同業者に「ジョーはちばてつやの才能なんだよ」と語っている。

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